前回の記事では英語超初心者がTOEIC学習を始めるときにおすすめの参考書をご紹介しました。
では、英語超初心者が中学英語のやり直しが終わったら次に取り組むのはどんな本がいいのでしょうか?
高校英語のやり直し?
それともTOEIC公式問題集や総合対策本でしょうか?
こちらの記事では、残念母のように本当に英語が苦手な方、大学受験などで英語をしてこなかった方や本当の基礎からやりなおし英語をされている方にオススメのTOEIC参考書についてご紹介します。
ですので、大学受験で英語の知識が入っている方や、元々そこそこ英語力のある方にはこちらでご紹介する内容は簡単すぎる(うらやましい・・)と思いますので、そういった方はいわゆる王道の参考書から始めてくださいね!
公式問題集や文法特急は難しい?
中学英語の基礎が身についている方で英語が苦手な方や、前回の記事のように中学英語のやり直しを終えたけどまだまだ完璧じゃない方が次に進むべきおすすめステップは、
英語が苦手で中学英語のやり直しもやっとで終えた方の段階では、王道のTOEIC対策本や公式問題集、文法特急に進むのはまだ早いと思います。
(中学英語のやり直しで文法事項もバッチリになった方は除きます。)
なぜなら、よほど素養があった方以外は、文法が理解できている前提の王道の対策本や文法特急の解説を本当に理解するのは、まだまだ難しいからです。
もし、王道の対策本の解説を見てみて、解説の内容がいまいちわからない・・、なんとなくしかわかったようなわからないような・・という場合はこれから紹介する本がオススメです。
一刻も早くみんなが使っている王道のTOEIC対策本に取り掛かりたいのは山々ですが、急がば回れ。
無理して難しい本に取り組んでわけのわからないまま進むよりも、英語初心者にもわかる参考書に取り組む方が取りこぼしが少なく、結果的にはより早くTOEIC対策が出来ますし時間も無駄にならないです!
中学英語の学習が終わった次にオススメ!
TOEIC L&Rテスト英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル
こちらの本はTOEICのリーディングとリスニングの点数が300点以下の方を対象に書かれた本です。
文法が(そもそも英語)が苦手、いきなり本番級の問題は無理、300点レベルを脱したいという方に向けて書かれた本ですが、中学英語の学習が終わった人がTOEICの勉強を始めるのにピッタリの難易度なんです。
リーディングパートでまず最初に学習を始めるべきパート5の問題を、実際の試験の問題よりも短い文章と少ない選択肢(テストは4択・本は2択)でひとつひとつ丁寧に身につけていくことが出来ます。
短い文章なのが大きなポイントで、中学英語をおさらいした英語初心者がいきなり本番レベルの長さの文章を読むのはかなり難しいです。
例えば、公式問題集9に載っているパート5の問題ですが、
Please ……………… your completed evaluation from on the table beside the door.
a)write
b)leave
c)make
d)consider
Arvid’s latest game console, the Star 212, ……………… resembles earlier models.
a)closely
b)closer
c)closeness
d)closest
この2つは公式問題集9に掲載されているパート5文章の中でも特に短いものを選んでいます。
しかし、実際はこのような短文ばかりではなく、
Overall ……………… of museum archivists and curators is expected to grow steadily over the next ten years.
a)employee
b)employment
c)employed
d)employable
(全て公式問題集9より引用)
このように、長い文章の問題が半分以上です。
一方、ゼロからスコアが稼げるドリルでは、
・This …………… is very useful.
a)publication b)publish
・………………. was rapid last quater.
a)Growth b)Grow
このように、実際にTOEICで出てくる文章よりも短い文と少ない選択肢になっており、文の構造も、どれが主語でどれが動詞でとすぐにわかるシンプルな構造の文です。
まずは短い文の中で、文の構造や品詞を意識して読む。
それができないのに、文章が長いものにしてしまうと、文の構造を捉えられず、解説を読んでも理解が浅いままになり身につくものも身につきません。
(逆に、元々英語は得意で、中学英語もサラッと見ただけ!レベルの人は、文が短すぎて簡単に感じてしまうかもしれません。そういった方で、上の公式問題集の問題全てが理解できる方はすぐに公式問題集や王道の対策本に取り掛かりましょう!)
ゼロからスコアを稼げるドリルは、全6章から構成されており、各章のはじめにまずは文法のおさらいと大事なことがまとめられています。
その後に、それぞれの章で、問題の解き方を詳しい解説とともに何問か解いてから練習問題に移るので、実際に問題を解く前に、問題の解き方から必要な文法のルールまで、実際に問題を解きながら確認することができます。
この問題の解き方のページのおかげで、苦手だった文法用語もやっと理解できるようになりました。
解き方を学んだ後は、練習問題の基本ドリルでどんどん問題を解いていきます。
また、文章は短いですが、TOEICに出てくる単語が含まれた文章なので、ドリルを進めながら基本のTOEIC単語を学ぶことが出来ます。
この本で、文法のおさらいと時間制限のあるTOEICでの解法テクニックの基本を一気に身につけてしまいましょう!
もちろん、問題に出てきた単語はこれからもいろいろな場面で見ることになるTOEICの定番単語ばかりですので、合わせて覚えていきましょう。
TOEIC L&Rテスト英文法 ゼロからスコアが稼げるドリルの口コミ
このドリルを使った方々の口コミが本の帯に載っているのでご紹介します。
・ほとんどの対策本が理解不能の私が、初めて基礎固めができた。(40代会社員)
・一回解いただけでもスコアが100点上がりました。自分でもビックリです(20代学生)
・パート5だけでなく、全パートのスコアアップにつながるようです。(40代会社員)
・レベルの高い教材で、途中で挫折する負のサイクルから抜け出すことができました。
(30代会社員)
学生さんから社会人まで満足度が高いのがよくわかりますが、やはり受験などで英語学習からそれほど時が開いていない若者よりも、残念母のように、大人になって英語の勉強から長い時間が空いてしまった人に特にオススメだと思います。
残念母は、中学英文法をやり直した後、このドリルでさらに文法を定着させつつ、TOEICのパート5を解く際の基本のテクニックを学びました。
英語の知識があまりなかった残念母は、この本に出会えていなかったらTOEIC受験は諦めていたかもしれません。。
高校英語もバッチリ!大学受験で英語やったし!という方にははっきりいって当たり前のことしか書かれていませんので、そういう方は文法特急やでる1000など、王道のTOEIC問題集をおススメします。
ちなみに旧版と新版があり、残念母はどちらもしましたが、内容は大きく変わらないので
レイアウトや紙面の色味(少し違う)などの好みで選ぶといいですよ。
↓こちらは旧版(旧版の方が特に有名です)
TOEIC L&Rテスト 初心者特急 パート5
こちらも、先ほどのゼロからスコアが稼げるドリルと同じように本番よりも短めの文章と少ない選択肢で、TOEICに必要な英文法の基礎を学ぶことができる本です。
全5ユニットと練習問題で構成されており、各ユニットの前に、その単元で学ぶ文法事項がまとめて説明されています。
そしてそのページの内容を把握できたら演習問題に進む構成で。
特急シリーズの特徴でもある1ページにつき1問で全ての問題が解説があるため、着実に文法の知識を積み上げていくことができます。
ただ、解説が各ユニットの説明ページの内容を把握している前提なので、まだまだ文法用語に馴染みがなかったり、苦手意識のある方は、ゼロからスコアが稼げるドリルで問題の解き方を身につけた後に取り組むのがお勧めかもしれません。
例えば、動詞問題の解説ですが、
The …………… of the study were published in a scientific journal.
a)result b)results
解説:
この文の動詞はwereなので、主語は複数形となる。よって、b)results(結果)が適切。
The results of the study で「研究結果」。
a)result は単数形なので、対応する動詞はwasになる。
今見たら、わかりやすい解説だなぁと思うのですが、超初心者だった当時は、時制や単数形・複数形などの文法用語すら完全に身についておらずままならなかったので、一問を解くたびにユニット最初のまとめページの内容を見て文法用語とその意味を確認して・・・となかなか先に進むことが出来ず、この本難しい!!と思ってしまいました。
ゼロからスコアが稼げるドリルが簡単すぎる方は、こちらの本から始めるのと、TOEIC受験に必要な単語や表現が身につくのでかなりおすすめです。
また、ゼロからスコアが稼げるドリルは問題の解き方のページ以外は1問1問に解説はないので、初心者特急の方が全ての問題の解説が見られるのはありがたいですよね。
まとめ 英語超初心者におすすめ TOEIC参考書はこれ!
英語超初心者がTOEIC受験のための学習をする場合、中学英語のやり直しの次におすすめの本は
①【全英文音声DL付】続・TOEIC(R)L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル
②TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート5 (TOEIC TEST 特急シリーズ)
この2冊です。
この2冊に取り組んだことで、英語超初心者の残念母はようやくTOEICを受検するための入り口に立つことができました。
この本に取り組んでいなければ間違いなくTOEIC受検は諦めていたか、もしくはいまだに受検していなかったと思います!