もうシーズンも終わろうというのに我が家にある2台のストーブについて考察をば。。。
我が家には3台のキャンプ用のストーブがあります。
そのうち実際にキャンプで使用するのは2台。
一台はスノーピーク社製タクード、
もう一台は武井ストーブ。
(パープルストーブの301の方を持っています。
今や入手困難でとんでもないお値段になっていますが、私が購入した当時はまだお値段も上がる前&空前のキャンプブーム前だったので、武井と言ってもキャンプ通の方しかご存知ない商品でした。)
もう一台スノーピークのグローストーブがあるけれど、こちらは冬場、外には持ち出さず我が家で使っています。
タクードは言わずとしれたスノーピークの名品?な訳ですが、何故だか力不足を指摘されることが多いストーブです。
どう力不足なのかというと、幕内が暖まらない、あくまで調理用ストーブだというもの。
そこで、本記事では、実際に冬キャンプにタクードで対応できるのかについて、キャンプ歴10年以上の残念母が考察してみました。
タクードの購入を検討されている方や、冬キャンプデビューしてみたいけど、寒さが不安という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
タクード・冬キャンプでの実力は?
それでは早速、我が家が使っていて実際の感想をお伝えします。
充分に暖かいです。
まず、残念母の冬キャンプの環境についてですが、
・住まいは近畿
・雪が降ることは滅多になく、降ったところで積もることは珍しい
・キャンプシーズンは通年だが、冬キャンプはノーマルタイヤで行ける範囲のみ
・冬場は電源サイト泊
この条件だとそこまで極寒になることは少ないです。
また、ストーブの火力だけでなく、重要なのはテントのサイズやスペック!
我が家の冬キャンプの主力テントは
・ノルディスク レイサ6
・旧タイプのため、スカートは無し
・スカートを別で着ける加工も無し
ノルディスクのレイサ6は、縦は約6.5M、横幅も一番広いところで約3Mにもなる
大型の2ルーム(3ルームにもなる)テントです。
身長180cm越えの主人でも、テント内で全くかがむ必要がない高さ&最大6名までの寝室をリビングとは別途確保できる大きさです。
さらに、旧レイサの弱点と言われているスカートなし!!!のタイプです。
まめな方々はスカートを自作されたり、外注で取り付けされていますが、我が家にはマメな人間もおらず、わざわざ外注できるほどの経済力でもなく。
全くそのまま、生まれたままのスカートなしの姿で張っています。
(今のモデルはあらかじめスカートがついていますよね。スカート自体にも是非があると思うのでその話はまた今度)
で、その状態で実際どうなのかというと、最初にお伝えした通り、
別に暖かいです!
スカートなしのテントでも暖かい?
それでは、我が家のレイサのようにスカートがないテントでもタクードで十分温まるのか?についてです。
確かにスカートからは冷気がビュンビュン入ってきますが、そのお陰で、室内は常に一定の換気がされている状態にあるので、ストーブを使用するキャンプで一番心配な、一酸化炭素中毒対策にもなっています。
幕内があったかすぎてTシャツでいけちゃいますよ!!!なんて事は流石にありませんが、普通に冬のキャンプに行く格好(ヒートテック上下に暖かい服上下プラス防寒着)で挑んでも特に不具合はありません。何なら幕内でその格好でいると汗をかきます。
なのでテントの中ではもちろん上着は脱ぎます。
普通に家の部屋の中にいるのと一緒です。
寝るときはどうするのか
一番一酸化炭素中毒が心配になる就寝時はどうしているかですが、基本的にはストーブは寝るギリギリ前に消します。
環境要件でも記載しましたが、冬キャンプは電源サイトをチョイスするのですが、その理由は寝袋で電気毛布を使うからです。
電気毛布を使わずにストーブのみ換気に十分注意し一晩中つけたこともありますが、寝袋で電気毛布がないと・・・寒いです、やっぱり。
足元が冷たくなります。
この辺りも寝袋のスペックやインナーマットの性能にもよるのでしょう。
・コールマンのBCキャノピー付属のインナーマット
・寝袋もコールマンのエントリーモデルの低価格のもの
このように低スペックの我が家では、湯たんぽではなかなか賄えない地面からの冷気を電気毛布を敷いて寝ることで、冷気を遮って寝ています。
寝てる間もストーブをつける場合は一酸化炭素チェッカーを必ず用意してください。
また、換気についても寒すぎるくらいに通気口を開けておいた方が安心かと思います。
ただしあくまで自己責任でお願いします。
タクードの燃費は?1泊のキャンプで灯油は持つ?
タクードの燃費ですが、出発時に満タンで持っていけば一晩は持ちます。
我が家はランタンも灯油ランタンを使用しているので、タクード本体とは別でヒューナースドルフの5リットルの灯油タンクを満タンにして持参しています。
到着後、設営がすみ次第、タクードをつけて、寝る前に給油するか、翌朝に給油するかという感じの灯油の保ち具合です。
付属のホースで給油するのはこぼれやすいので、別で漏斗を使って給油しています。
ランタンが灯油じゃなかったり、レイトチェックアウトをしないとかなら、このタイプのものが給油もしやすくて汚れなくて最高ですよ〜↓
我が家はこちらをランタン用に使っています。
燃費という意味だけで考えると、グローストーブが一番燃費が良く灯油ももちます。
ただ馬力がとてもスカートなしレイサで真冬に行くには心許ないです。
パワーは圧倒的にタクードの方があります。
タクードとパープルストーブだと、パープルストーブの方が熱いです。
幕内が暑いではなく、パープルストーブが熱いです。本体からの熱が熱い。
そのため、我が家ではパープルストーブは外で足元に置いて使うのがメインです。
まとめ
というわけで結論、我が家のような条件であればタクードでも問題なく冬キャンプは可能です。
逆にグローストーブだと寒いです。間違いなく寒い。
ずっとストーブの前にべったりくっついていないとキツいと思います。
大型テントではない場合は、我が家のような条件だとタクードは暑すぎるかもしれません。
もしくは常から雪中キャンプとかなのかなぁ?
個人的にはグローストーブの生みの親、トヨトミのレインボーストーブが一番寒そうだと思うのですが、結構おられるんですよね、近畿内の冬のキャンプ場。
ですので、電源サイトでノーマルタイヤで行ける範囲内の近畿のキャンプ場であれば、タクードでも十分賄えるのではないでしょうか。
我が家と同じような環境で冬キャンプを検討されている方には、タクードは本当におすすめですよ。
↓グローストーブを修理に出した話↓
タクードはこちら↓↓↓
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我が家がいつもお世話になっている超有名キャンプ道具屋さんもタクードを使っておられて、タクードでも暖かいよとアドバイスをいただいて買いました。
武井とタクードダブルだったら電気毛布いらないだろうなぁ〜。
むしろ暑すぎてそれこそ半袖にならないとですね^^;
近くにキャンプショップが少ない方は、アルペンアウトドアーズのオンラインストアがおすすめですよ!
まずはレンタルで色々試すのがおすすめ
このページを読まれた方でこれからキャンプを始めたいという方は、まずはレンタルからお勧めします!!
最初から色々道具を揃えてしまうのではなくて、レンタルで色んなものを試しながら、自分たちにはどんなキャンプ道具が使いやすいか、好みなのか、など知ることが大事です。
キャンプ道具は色々種類も多いですし、高価なものも多いので、初心者であればあるほどお試しをお勧めします。
レンタルはこちらのhinataレンタルがおすすめ!
なんと、レンタルしたアイテムはキャンプ場で受け取ることができるので、大きい車じゃないから荷物が積めるのか不安な方も安心してキャンプを楽しむことができますよ〜