皆さん親ガチャって知ってますか?
私は恥ずかしながら昨日知ったばっかりなんだけど、結構論争になったりもしたらしい。
今日は親ガチャについて考察してみる。
親ガチャって何?
『親ガチャ』とは
ガチャガチャ(あの100円とか入れてレバーを回すとカプセルに入ったおもちゃが出てくるやつ・出てくる順番で当たるものが決まるため(ランダムに出てくる)、自分で欲しいおもちゃを選んで出すことはできない・呼び名はガチャぽんなど様々)と、こどもは親を選んで生まれてこられない、というのを掛け合わせた造語。
もともとは、ソーシャルゲーム(これもソシャゲっていうんですよね?)でガチャガチャを模した武器が手に入る課金のやつとか(武器ガチャ・課金をして抽選くじを引くことでレアなアイテムが手に入ったりする)が◯◯ガチャの始まりのようです。
親ガチャの他にも、顔ガチャとか友達ガチャ、教師ガチャや上司ガチャなどもあるようです。
どんな風に使うの?
ガチャガチャが出てくるモノが選べないのと一緒で、子どもも親を選べません。
どんな親の元に産まれるかというガチャで、その言葉に含む意味は単純に親そのものだけではなく、親の職業や経済力など生まれた環境を含んだりもするようです。
使い方は、親ガチャ失敗、とかだそうです。
大人(親)が思うニュアンスよりも気軽に使われているらしい
みちょぱさんが、テレビで親ガチャについて討論されていたときに、
・大体は軽い意味で使っているので、皆さんが考えているほど重くはありません
・ちょっと愚痴を言うみたいな感覚なだけの人も多いので、そんなに重く捉えないで欲しい部分もある
・親側がショックを受ける心情はわかります。でも息抜きの表現として軽く受け止めて。。。
と仰ってたそうなので、討論されている方達の受け止め方と、実際使っている子達の感覚に大きな乖離があるのは間違い無いですよね。
感覚の乖離は埋められるのか
深刻に受け止めるにしても、そっかーーそういうノリっていうか軽い感じなんだねーと受け止めるか、それは人それぞれだとは思うので各ご家庭それぞれのご判断にお任せしますって感じだけれど。
実際に我が子が(っていってもまだ小学生と幼稚園児だけれども)
『うち親ガチャマジ失敗〜ww!』とか言ってるのを想像すると。
仮にそれがただの表現方法なだけで、心の底から思って言ってないにしても、それでもいやな気持ちになるかなぁ私は。
嫌な気持ちになるだけでは飽き足らず、子供に向かって、
『むしろそのノリで言うならば、親ガチャ失敗とか言ってますけど本当に虐待にあっていたりするような、いわゆる毒親育ちの子たちが自分自身の置かれた環境を表現するときに使ったとして、君らのガチャとの比重は合うんですかねぇ??オタクのガチャはえらい生ぬるいガチャなんですねぇ??今から課金なしに設定かえはりますか!?』
みたいな意地悪な屁理屈を捏ねて我が子に詰め寄ってしまいそうな気さえする。
えぇえぇ、大人気ないんですよ私は。
だから、私と我が子たちのこういう感覚がそもそも乖離しないような、そういう育ち方、育て方が大事な気がする。
私がどれだけ↑みたいに詰め寄っても、肝心の子どもの感覚がそこに焦点を合わせられないなら、どれだけ言っても無駄みたいな。自分の親がそれを聞いたら何て思うかなってことを考えられる子になって欲しい。少なくとも私はイヤだと思うってわかってて欲しい。
要は家庭内の発信する側と受け止める側が感覚にズレがなければこういうのは起こりにくいのかなぁと。
だから親ガチャがどうの、って聞いても、ちゃんと(ちゃんとって変だけども)子どもの意図や心情を理解して、私みたいにイヤだと思わない親子ならばそれはそれで問題ない。互いの感覚にズレはないのだから。
深い意味はないし、とスルーするかどうか
まぁ時代時代で言葉は変わっていくし、そう言うノリじゃないし、と言われればそれまでなんだけれど。
我が子に対してはそういうしょうもない表現はしてほしくないな。
しょうもないとか言うことがしょうもないんかもしれんけども。
私がもしこの言葉を使う現役世代やったとして想像すると、私の母は親を馬鹿にする言葉とか絶対許しませんタイプなので、もしこれを私が軽いのりで言ったならば、誰に向かって言ってるん👹?とすんごい圧で怒られる、間違いなく。
だから絶対母にバレたらやばい!!と思って使ったとしてもビビりながら使ってそう。もしくは使ってないだろうな←恐らくこっち。
何というか、言葉にも色々種類があるというか。
友達同士の喋り方、表現の仕方。親の前での話し方。知らない人と話すときの喋り方。
みんなそういうのをそれなりに使い分けて生活してると思う。
そういうのがある中で、言っていいこと悪いこと、とか、相手がどう思うか、とかをわかる子になって欲しいという希望。
だからやっぱりもし我が子が使ったならば、↑の生ぬるいですなぁで詰め寄ると思う。
スルーしたくてもできないや。
あくまで私は、その表現に良い感情を抱きませんよ、ということを子に伝えてしまう。それこそ親に言われていまいちな感情を抱くフレーズ。
『他所は他所、うちはうち!です』
って。
結論:今から伝えていくしかない
大きくなってからも親を馬鹿にしたり蔑んだりしないようになるためには、やっぱり小さい時から伝えていくしかないのだと思った。
小さい時から親にそういうことを言うと怒られるぞ、と伝えていれば、大きくなってもしそんな言葉を使ったとしても、それはよくない言葉なんだなって理解もできると思って。
小さい時から特に何も言われなかったのに、大きくなってから急に怒られても、私が何に対して怒っているのかとか何に対して嫌な気持ちになっているのかとかそもそもわからないような気がして。
別に親を敬えとか尊敬しろとか、そんなんは全く思わないけど(いやそりゃ尊敬されたら嬉しいけども、そんな尊敬されるほど立派な人間でも、残念ながら尊敬に値するいい親でもなんでも無いんで)、少なくとも親ガチャ失敗〜とか親ガチャ当たり〜とか深く考えずに言うような子にはなってほしくないな。
そう言われないように育てたらいいだけ!とか聞こえてきそうだけど、そういう次元の話じゃなくて。
言葉ってほんとう難しい。
言葉の本、これが今気になる。↓↓↓
アナウンサーの藤井さんの本。ニュース番組でのコメントがよく話題になっているよね。アナウンサーという言葉のプロが、言葉について書いた本。
私自身は言葉の使い方が下手なので、是非とも読んでみたい。