低学年の子に歴史まんがを買ってみる①の続きです。
早速家に持ち帰り公式ホームページを参考に各社の特徴をまとめてみました。
角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 全15巻+別巻4冊
こちらは2016年から5年連続売上No.1を誇るシリーズで、第一線の歴史研究者として活躍されている東京大学教授の山本博文先生が監修されています。
この山本教授、なんとNHKの歴史番組の監修も多数されているそうです。
こちらのシリーズのポイントは、東大の入試問題や歴史研究の場で重要視されている、
歴史の大きな流れを掴むいう視点にたち、
「人物を中心にした物語」と「時代の大きな流れ」に主眼をおき全体の構成が考えられているところ。
歴史の大きな流れを掴めるよう、その時代の特徴が一目でわかるイラストで全体像をつかんでから物語を読む構成になっています。
①イラストを見て時代の外観をイメージさせ、
②次のページで時代の変化や特徴を解説
③時代の流れをまとめる
というステップを経てまんが本編を読むので、大きな流れを踏まえて読み進めることができ、何もわからず読み始めるのとでは理解度に大きな差がでます。
最先端の東大流と銘打って、他社の歴史漫画にはない視点で作られたシリーズです。
また、わかりやすい特徴として巻頭のイラストが「ケロロ軍曹」の作者さんや「DEATH NOTE」の作者さんなど豪華なメンバーで構成されているのも楽しみの一つです。
こちらのシリーズはソフトカバーのコンパクトサイズなので持ち運びも便利になっています。
また、別冊で「よくわかる近現代史」シリーズがあり(全3巻)、近現代史は受験によくでることから受験生からの支持が高いそうです。
東大流というワードや東大教授の方が監修というのがなんとも魅力的ですねぇ。
つい我が子にも期待したくなってしまいます(蛙の子は蛙)。
小学舘 学習まんが少年少女日本の歴史 全24巻
こちらは自分がこどもの時にも見たことのあるシリーズです。
私も何度か読んだことがあるような。絵がコミカルで楽しく、読みやすかった記憶です。
そう思うとかなりのロングセラーですね!
公式サイトによると、なんと、累計2,060万部を突破しており、発売以来37年間販売実績No.1のシリーズだそうです。
各巻各章には、迫力のあるパノラマ大画面を使って当時の生活や文化、合戦などの様子を再現されています。
また、カラーページも多く、各時代の様子をリアルに体感できるようになっており教科書に載っていないような国宝や文化財の写真なども掲載されているようです。
「ビリギャル」という学年ビリのギャルの女の子が慶應大学に現役合格するお話があるのですが(映画化もされましたよね)、日本史の受験勉強にこちらの小学舘のシリーズを利用されました。このことからもわかるように、大学受験にも役立つ歴史漫画です。
過去のセンター試験では毎年平均点以上の獲得が可能だそうです。
日本の歴史の大まかな流れをつかみ、楽しみながら知識を身に付けることが出来るシリーズです。丁寧な解説もついているので大学受験はもちろんのこと、中学受験対策にもおすすめです。
装丁はハートカバーでしっかりとした造りなので、中学受験から大学受験まで長く使うことができますね。
集英社 学習まんが 日本の歴史 全20巻
こちらの集英社の大きな特徴は、20巻のうちのなんと8巻が近現代史で構成されています。
大学受験では近現代史からの出題率が高いので、受験対策にもってこいです。
受験の世界では有名なカリスマ講師、野島博之先生がアドバイザーを務められていることからも、受験対策の強さが伺えます。
また、丁寧なストーリーにも定評があります。
なんと、各時代ごとにその時代の専門家が監修しているので、最新の研究内容を反映していたり、面白いポイントを外さないので歴史が好きになる要素がたくさんです。
途中にカラーページが挟まれるのも歴史が苦手な子や初めて歴史まんがを読む子でも飽きずに読めますね。
あと、パッと見の特徴として、表紙の作画は集英社で活躍されている漫画家さんが書かれているので、もしかすると自分の好きな漫画家さんが描かれた巻があるかもしれません!
そんな小さな発見も子ども達には嬉しいポイントですよね。
こちらのシリーズもハードカバーなので長く愛用できますね。
また、6月にはソフトカバーでサイズも小さくなったコンパクト版も発売されました。
荷物の多い受験生が移動時間に読むのにも携帯しやすいサイズの方が嬉しいですよね!
まだまだ続きます⇨⇨⇨