うちの子って夜尿症?〜②いざ病院へ〜の続きです。
前回、昼間のおしっこ調査をしましたが、今回はそれを病院に提出するお話です。
2回目の診察
前回、昼間のおしっこ調査をしたことで、普段どれだけの水分を摂取しているかや我が子の膀胱について以下のことがわかりました。
①寝ている間に腎臓で作られるおしっこの量
水を飲まない場合:0.5m×26kg(当時の我が子の体重)×10時間(睡眠時間)=130ml
ここに摂取した水分量を足すと:430ml×0.8=360ml
2つを足して490mlの水分が夜寝ている間に生産されていることがわかりました。
②膀胱の大きさ
がまん尿の量を計測したことにより、我が子の膀胱は143ml貯められることがわかりました。
ということは。
143mlしか貯められないのに、490mlのおしっこが生産されているということです。
(あくまでおおよそなので完全に正確な容量や生産量ではないですが、目安として)
ここでがまん尿の量が少なすぎたりすると膀胱の発達が十分でない可能性などあるそうですが、我が子も場合は、身長・体重から考えて適正ながまん尿量でしたので、考えられるおねしょの原因は
膀胱の容量を超える水分摂取が原因ということになります。
(あとは尿意を感じても脳に伝達が行っていないのと=尿意で目が覚めない)
いざ、治療開始
原因がクリアになったことで、我が子の夜尿症に対する治療ほうが決定しました。
①膀胱の容量を超える水分摂取の見直し
②必ず寝る前におしっこをすること
③朝寝坊をしないこと
この3点を守ることで、まず物理的におねしょの発生を少なくすることになりました。
合わせて、これらの各項目を毎日記録としてチェックすることになりました。
具体的には
○起床時間
○前夜の水分制限を守ったか⇨○×で記入
○前夜の就寝前の排尿の有無⇨○×で記入
○夜尿(おねしょ)の有無⇨おねしょがなければ花丸、おねしょがあれば×で記入
○おねしょをいた場合のおしっこの量
⇨おねしょをした紙おむつの重さー新しい紙おむつの重さ=でたおしっこの量
○おねしょをした時間
⇨紙おむつが濡れた時間を記入
○起床時のおしっこの量
⇨朝一番の尿を紙コップに取った重さー何も入っていない紙おむつの重さ
=でたおしっこの量
を治療の間、毎日記録を取るのです。
実際の記録用紙↓↓↓
最初の壁
病院から帰った後、いよいよ治療を開始します。
我が子の場合は、
上記の①がおねしょの原因ということで
○夕方17時以降水分摂取をしない。
○夕食時のコップ1杯150ml以下。
を徹底することにします。
が。
この水分摂取の制限が大きな壁になるのです。
当時我が子は年長さん。
この前の日までは喉が乾いたらお茶を飲み、水分摂取量など気にすることなく、喉の渇きのままお茶を飲んできたのです。
ところが、この日病院を帰ったら、急に何も思うように飲めなくなりました。
(正確には17時以降限定の話ですが)
夕食を食べ終わり、お風呂に入り、寝る用意をするところまでは頑張ったんです。
本人も先生のお話を一緒に聞いてますし、お茶やお水を飲んではいけないということは理解しているからです。
でも、いざ寝る時間が近づくと、どうしても喉が乾いてしまいます。
それも当然ですよね。
昨日までは寝る前にも喉が乾いたといってお茶をコップ一杯飲んでしましたし、何ならお風呂上がりにも水分補給としてお茶をコップいっぱい飲んでいたのですから。
ところが、今日病院から帰って治療が開始した途端、今まで飲んでいたお茶が飲めない。
それでも喉が渇くんです。
大泣きしました。
喉が乾いたと。
お茶を飲みたいと。
当然の欲求なんです。
わかってはいるんです。
でも治療なので飲ませることはできません。
この時、お医者様からは、どうしても喉が乾いた時は氷を1つは舐めていいよ、と許可をもらっていました。
なので大泣きする子に氷を勧めます。
というかそれ以外に方法を持っていません。
それでも子どもは納得できません。
頭ではわかっているけれど、喉が乾いているのです。
飲みたいのはお茶であって、氷ではない。
初めての試練でした。
ごめんなさい。思い出すと泣けてきたので今日はここで終わりにします。
⇨続きます